退職後(シンクロニシティ?)

人生
氣付いた人
氣付いた人

 今回は、退職を決意してからの運命的な流れをご紹介致します。

退職の決断まで

 以前の記事(退職までの流れ)でご紹介させていただきましたが、私は自殺未遂後初めて魂の声を聞き、人生のテーマに従って生きる覚悟をしました。それ以降

  • 最大の悩みの種であった担当していた仕事が突如として平和的に終了する
  • 異動で職場がおおらかなメンバーになり、釣りを教わり、時間を与えられ、精神状態が回復する
  • 海の前の警察署への異動が決まり、最高のメンバーの中、仕事も釣りも謳歌する
  • コロナ中であったが、田舎署で上司も良かったため、世の裏側を調べる時間もふんだんにいただき、職場の人間関係も良好で、非接種・非着用を貫ける
  • 突然SNSと動画作成を思いつき、やってみたら意外と見ていただける
  • 近所にたまたま自然農の農家さんがおられ、自然農を教わる

など、まさにテーマに沿って流されるように退職の決断へと運ばれていきました。

決断後

 退職を決断後も、勢いはとどまることを知らず加速していきました。

理想の一軒家が舞い込む

 退職を決断し、先に田舎に移住していた両親にそのことを伝えた3日後、突然母からの電話が鳴りました。

    「家見つかったよー!」

 「え!?」と思って詳しく聞いたところ、まだ決断する前母に「辞めて近くに移住しようか迷っている」と相談していたのですが、いつの間にか母がそのことをご近所さんに話していたらしく、さらにそのご近所さんのところにたまたま「家を売りたい」という相談が舞い込んできてマッチングしてくれたとのことでした。

 「ありがたいなー」と思いながら家を見に行ったところ、理想通りの

  • 日本古民家
  • 二階建て
  • 裏庭・畑付き
  • 納屋付き
  • 敷地500坪(建坪70坪)

でした。お値段300万円。

 この家は、以前住んでいた老夫婦が亡くなられて、そのままの状態で空き家になっていたため、持ち主の方に「荷物はこちらで全て片付けます」と申し出たところ、とても喜ばれ、

  • 50万円値引きする
  • 4000坪の畑と山も無料で付ける

と申し出てくださいました。

 さらに、敷地が繋がっている隣の奥様(農家)がご主人に先立たれたばかりだったため、とても喜んでいただき、地元の方々と顔を繋いでいただいたり、毎日のようにお野菜や果物をいただいたり、さまざまな農機具を借りたりと、至れり尽くせりの状況となりました。

片付け

 退職の意思を職場に伝えて以降、休みの度に新居を訪れ、片付けを始めました。

 以前の家の持ち主は、旦那さんが学校の先生をしていたとのことであり、たくさんの本や書類を選別する中で、「氣付いていた昭和の教師」だったことが分かり、運命的なものを感じました。

リフォーム

  新居の片付けをしているうちに、傷んでいる箇所や、「ここがもっとこうだったらなー」という氣持ちが芽生え始めた矢先、ひょんなことから古民家再生の大工さんと知り合う機会をいただき、リフォームをすることになりました。

 この大工さんは、一級建築士の資格を持ち、マクドナルドが全国展開を始めた時代、社長として九州全域のマクドナルドの設計を引き受けていたらしいのですが、阪神大震災の現場に行った際、古民家ばかりが残っている状況を見て、再度日本古民家を研究し直し(設計の緻密さ、ほぼ全て再利用可能、自然素材etc)、その魅力に取り憑かれて以降、突然会社を畳んで大工を始め、古民家を一件でも多く残していくための活動をしているとのことでした。

 そしてこの方も、ずっと世の中に違和感を持っており、阪神大震災でテレビ局が唯一残っていた古民家を避けて撮影しているのを見て世のおかしさを確信したとのことでした。

 大工さんのリフォーム手法は、「可能な限り廃材で」「家主さんと一緒に作業」です。

 リフォーム初日、大工さんがうちの納屋を見るなり突然「材料代はほとんどいらないな」と言われました。

 改めて見てみると、以前の家主さんが大量の廃材を全て納屋に保管してくれていたのです。

 これにより、大工さんへの心ばかりの日当と、最低限の材料費で済むこととなり、しかもプロの技を教えていただくことで、短期間である程度の大工仕事を覚えることができました。この大工さんのおかげで、

◯ 家全体のリフォーム(写真はキッチンのビフォーアフター)

◯ 薪ストーブの設置(中古ストーブ、新品のシングルとダブル煙突で総額30万円)

◯ 0円薪棚制作(廃材のみで製作、厳密にはビス代だけかかってますw 屋根はお隣さんにもらいました)

◯ 鶏小屋製作(大工さんに教わった技術で思いつきで作成)

◯ 納屋改修(穴を開けて軽トラで裏庭に入れるようにしました)

など、自活への歩みが一氣に進みました。

 これらについては、後日YouTubeにて発信予定です。

退職後

養蜂

 健康について、色々なことを知り、体験し、こちらの本

を読んでから、自然療法としての蜂蜜に興味を持ち始めました。

 そして、ちょうど父が6年間ニホンミツバチ養蜂をしていたことから、父と共に養蜂をすることを決意しました。

 日本みつばち養蜂は、蜂を入れるにも、育てるにも、とにかく場所が必要です。

 引っ越してきてからというもの、会う人会う人から「うちの土地に巣箱置いていいよ」と言っていただき、とても助かりました。

 中でも一番驚いたのは、引っ越してきて数日後、91歳の元気なお爺さんが突然訪ねてきて、初対面でいきなり「広い土地を持ってる俺の知り合いを全員紹介してあげる」とのお話をいただいたことです。

 聞くところによると、このお爺さんは、町で唯一の水道屋さん(現在は息子さんが経営)でとても顔が広い方。

  私が引っ越してくるという噂を聞いた日の夜からずっと、布団に入るたびに「養蜂用の土地を無料で貸してくれる人を紹介してあげたい」との考えが止まらなくなり、居ても立ってもいられなくなって訪ねて来たとのことでした。

 そして、この方も破天荒な人生を送ってこられた方でとても氣が合い、二人で楽しくドライブをしながら、10件以上の良質な場所を紹介していただきました。

 おかげさまで今年は日本蜜蜂が45個の箱に入ってくれました。

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食糧

 健康作りにしても、食糧危機にしても、良質な「水(近所の湧き水)・塩(備蓄天然塩)・糖(自家製蜂蜜)+より自然に近い農作物」があれば全く問題ありません。

 畑は家の裏と無料で付けていただいた広大な畑があったので、

「あとは米だなぁ」と思っていたところ、お隣さんを通じて田んぼ持ちの方と会う機会があり、初対面でいきなり田んぼを無料でいただくことになりました。AD

 しかも、今年一年間は育て方を教えていただき、農機具も自由に使っていいというご提案をいただき、とても助かりました。

 また、別の方からは、筍山と自然農ブルーベリー畑の管理をさせていただくこととなり、猪の解体にも呼んでいただけることになりました。

 食糧が揃い始めたので、今度はエネルギー。

 大工さんと薪ストーブも付けたので、「薪欲しいなぁ」と考えだしたところ、ネットで薪ストーブを売ってくれた方、温泉のオーナーさん、父の知り合い、親戚など、薪を譲ってくれる方が次々と現れ、約二年分の薪をGETできました。

 「ちょうど木を切った」とか「薪ストーブを使わなくなって薪が余った」とか「栗畑の土地を売却したので切った木を全部もらって欲しい」とか、薪でも凄いタイミングが続きました。

家具

 リフォームも一段落し、改めて住んでみると、古民家だけあって広く、これまで狭い官舎住まいで家具を最小限に留めていたので、「家具を増やそう!」ということになりました。

 これはシンクロニシティなのか分かりませんが、決めてからというもの、人から貰ったり、ジモティーで欲しい家具がちょうど良いタイミングで出品されたり、キャンセル待ちをしていたら前の人が次々とキャンセルして手元に来たりと、こちらもあれよあれよで一ヶ月ほどでしかもほとんど費用もかけずに新品換算で約100万円分の家具が揃いました。AD

考察

 全体を通して、本当に嘘のような話の連続で、当時は自分でも信じられませんでしたが、今では自分が「心の感覚に任せて、不確定要素だらけの空間に飛び込んだから」だと感じています。

 以前の私は、一ヶ月後、一年後、五年後、十年後の自分がどうなっているのか、大体の予想がつく中で生きていましたし、実際にその枠から大きく外れるようなことはありませんでした。

 一本のレールの上を疑いなく進んでいたため、レール外からの不確定要素が入り込む余地がなかったのだと思います。

 私たちは、これまでの経験や知識に基づいて未来を予想しますが、確定的なレール上での経験や知識しか持っていないため、心の声に従って行動した場合の未来を予想すればするほどに不安と恐怖が増大し、一歩も進めなくなってしまいます。

 しかし、頭であれこれ考える前に心が示すその不確定な領域に踏み込んでみると、本当に予想外な展開が次々と起こり、あれよあれよと運ばれていく感覚があります。

 すごい偶然の連続が、いつの間にか必然だと感じてくるほどにです。

 ですので、もし「心が行きたい方向を示してるけど、頭が拒否して動けない」という方は、頭が予想しているこれって全部妄想じゃないかな?ということを考えてみてください。

  踏み出してみるとそこから予想外のことがたくさん起こり、そこからまた選択肢が広がったりすることもあるかもしれない、ということを考えてみてください。

 「失敗するかもしれないから動けない」「成功しないかもしれないから動けない」と言って立っているその場所は、最終的に「失敗だった」「成功ではなかった」となってしまう場所ではないでしょうか?

 今回も長文になってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。

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